
普段使っているAIツールから、そのまま社内ナレッジに質問できたら便利だと思いませんか?
ものしりAIはMCP(Model Context Protocol)に対応しており、Claude Desktop・Claude.ai・Gemini CLI・Codex・Dify・Cursorなど、MCP対応のAIクライアントから直接ものしりAIのナレッジベースに接続できます。
この記事では、各ツールからものしりAIに接続する具体的な手順を解説します。
この記事で分かること
- MCP(Model Context Protocol)とは何か
- ものしりAIが提供するMCPの4つの機能
- Claude Desktop / Claude.ai / Claude Code / Gemini CLI / Codex / Dify / Cursor からの接続方法
- セキュリティと権限管理
MCPとは
MCP(Model Context Protocol)は、AIアシスタントが外部のデータソースやツールに接続するためのオープンな標準プロトコルです。Anthropic社が提唱し、2026年現在ではClaude、Gemini CLI、Codexなど主要なAIツールが対応しています。
MCPを使うと、普段のAIチャットの中で「社内の就業規則を調べて」と聞くだけで、ものしりAIのナレッジベースから情報を取得して回答を生成できます。AIツールを切り替える必要がなく、作業の流れを中断しません。
ものしりAIが提供する4つのMCPツール
ものしりAIのMCPサーバーは、以下の4つのツール(操作)を提供しています。
| ツール名 | できること |
|---|---|
| list_folders | アクセス可能なフォルダの一覧を取得する |
| list_documents | 指定フォルダ内のドキュメント一覧を取得する |
| search | 自然言語でナレッジベースを横断検索する(ベクトル検索) |
| get_document | ドキュメントの詳細情報と本文を取得する |
searchツールが最も重要で、「有給休暇の申請方法」のような自然言語の質問を投げると、アップロード済みのドキュメントからベクトル検索(意味検索)で関連情報を取得し、AIが回答を生成します。
前提条件
- ものしりAIのアカウントを持っていること
- チーム管理者(admin)がMCP連携を有効化していること
- MCP接続は読み取り専用(
mcp:readスコープ)。ドキュメントの追加・削除はできません
接続方法
ものしりAIのMCPサーバーURLは以下です:
https://api.monoshiri.ai/mcp
認証はOAuth 2.1(推奨)またはAPIキーで行います。各クライアントでOAuth接続すると、ブラウザが開いてものしりAIのログイン画面が表示され、許可するだけで接続完了です。
1. Claude Desktop(Anthropic)
Claude Desktopは、Anthropic社のデスクトップアプリです。
設定手順:
-
以下の設定ファイルを開きます(なければ作成):
- macOS:
~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json - Windows:
%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json
- macOS:
-
以下を追記します:
{
"mcpServers": {
"monoshiri": {
"url": "https://api.monoshiri.ai/mcp",
"transport": "streamable-http"
}
}
}
- Claude Desktopを再起動すると、ブラウザが自動で開き、ものしりAIのOAuth認可画面が表示されます
- 「許可する」 をクリックすれば接続完了
接続後、Claudeのチャットで「社内の〇〇について教えて」と聞くだけで、ものしりAIのナレッジベースから回答が生成されます。
2. Claude.ai(Web版)
Claude.aiのWeb版からも、カスタムコネクタとして接続できます。
設定手順:
- Claude.ai にログイン
- Settings > Connectors > Add custom connector を選択
- Server URL に
https://api.monoshiri.ai/mcpを入力 - Connect ボタンを押すと、OAuth認可画面が開きます
- 「許可する」 をクリックすれば接続完了
ブラウザだけで完結するため、アプリのインストールは不要です。
3. Claude Code(CLI)
Claude Codeは、ターミナルで動作するAIコーディングエージェントです。
設定手順:
Claude Codeの設定ファイル(~/.claude/settings.json またはプロジェクト直下の .claude/settings.json)に以下を追加:
{
"mcpServers": {
"monoshiri": {
"url": "https://api.monoshiri.ai/mcp",
"transport": "streamable-http"
}
}
}
または、CLIから直接追加:
claude mcp add monoshiri --transport streamable-http --url https://api.monoshiri.ai/mcp
開発中に「この機能の仕様書を確認して」「過去の障害対応レポートを検索して」といった質問をターミナルから直接投げられます。
4. Gemini CLI(Google)
Gemini CLIは、Google製のターミナルAIエージェントです。MCPサーバーに対応しています。
設定手順:
Gemini CLIの設定ファイル(~/.gemini/settings.json)に以下を追加:
{
"mcpServers": {
"monoshiri": {
"url": "https://api.monoshiri.ai/mcp",
"transport": "streamable-http"
}
}
}
5. Codex CLI(OpenAI)
Codex CLIは、OpenAI製のターミナルAIエージェントです。MCPに対応しており、Streamable HTTPサーバーに接続できます。
設定手順:
CLIから追加:
codex mcp add monoshiri --transport streamable-http --url https://api.monoshiri.ai/mcp
または、設定ファイル(~/.codex/config.toml またはプロジェクト直下の .codex/config.toml)に記載:
[mcp_servers.monoshiri]
type = "url"
url = "https://api.monoshiri.ai/mcp"
transport = "streamable-http"
6. Dify
DifyはオープンソースのAIアプリケーション開発プラットフォームです。v1.6.0からMCPにネイティブ対応しており、MCPサーバーをツールとして使用できます。
設定手順:
- Difyの管理画面で Tools > MCP を選択
- Add Server をクリック
- Server URL に
https://api.monoshiri.ai/mcpを入力 - 認証設定(APIキーを使用)
- 保存すると、DifyのワークフローやエージェントからものしりAIの検索ツールが使えるようになります
Dify経由でものしりAIに接続すれば、社内ナレッジを活用したカスタムAIエージェントをノーコードで構築できます。
7. Cursor(IDE)
Cursorは、AI搭載のコードエディタです。MCPサーバーに対応しています。
設定手順:
プロジェクト直下に .cursor/mcp.json を作成するか、ユーザー設定の ~/.cursor/mcp.json に以下を記載:
{
"mcpServers": {
"monoshiri": {
"url": "https://api.monoshiri.ai/mcp",
"transport": "streamable-http"
}
}
}
Cursorでコードを書きながら、「この仕様書に書かれている要件を確認して」「社内のAPI設計ガイドラインを検索して」といった質問をエディタ内で直接投げられます。
接続確認: MCP Inspector
接続がうまくいかない場合は、MCP Inspectorで確認できます。
npx @modelcontextprotocol/inspector
起動後:
- Transport: 「Streamable HTTP」を選択
- URL:
https://api.monoshiri.ai/mcpを入力 - Connect ボタンを押すとOAuthフローが開始
接続成功すると、list_folders、list_documents、search、get_document の4つのツールが表示されます。
セキュリティと権限管理
認証
| 方式 | 用途 | 有効期限 |
|---|---|---|
| OAuth 2.1(推奨) | Claude Desktop / Claude.ai / Cursor 等 | アクセストークン15分、リフレッシュトークン最長60日 |
| APIキー | CI/スクリプト / Dify 等 | 管理者が無効化するまで有効 |
アクセス範囲
- MCPは読み取り専用(
mcp:readスコープ) - ユーザーがアクセス権を持つフォルダのみ検索対象
- フォルダ単位のアクセス制御はMCP経由でも有効
- ドキュメントの追加・削除・変更はMCPからはできません
管理者による制御
- チーム管理者(admin)がMCP連携全体の有効/無効を切り替え可能
- 無効にすると、全メンバーのMCP接続が即座に停止
- APIキーの発行・無効化は管理者のみ
活用シーン
| シーン | 使い方 |
|---|---|
| 開発中に仕様確認 | Claude Code / Cursor / Codex で「この機能の仕様書を確認して」 |
| ミーティング中の情報確認 | Claude.ai で「前回の議事録で決まったことは?」 |
| カスタムAIエージェント構築 | Dify でものしりAIの検索を組み込んだワークフローを作成 |
| 日常の業務質問 | Claude Desktop で「経費精算の方法を教えて」 |
| コードレビュー | Cursor で「社内のコーディング規約に合っているか確認して」 |
まとめ
ものしりAIのMCP連携により、普段使っているAIツールからそのまま社内ナレッジに質問できるようになります。
- Claude Desktop / Claude.ai / Claude Code: JSON設定ファイルに3行追加するだけで接続
- Gemini CLI: Google製のターミナルAIからも接続可能
- Codex CLI: OpenAI製のコーディングエージェントからも接続可能
- Dify: ノーコードでカスタムAIエージェントを構築
- Cursor: AI搭載エディタからコードを書きながら仕様確認
- セキュリティ: OAuth 2.1準拠、読み取り専用、フォルダ単位のアクセス制御
AIツールを切り替えることなく、普段の作業フローの中で社内ナレッジにアクセスできる。これがMCP連携の最大の価値です。
MCP接続の設定方法は、ものしりAIの管理画面のアカウント設定ページからも確認できます。
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